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[本・(その他)]山之口貘 の記事一覧
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貘さん 
2006.01.26.Thu / 12:50 
沖縄出身の詩人貘さんこと、山之口貘の詩を読んだ。
山之口貘詩文集    獏さんがゆく

初めて貘さんの詩に出合ったのは高校生の時だった。たぶん国語の授業で学習したと思うのだけど、あまり記憶がない。教科書に載っていたのか…それとも担任の先生が紹介したのか曖昧。
「詩人」という職業…というより芸術で食べていくには並大抵なことではない。貧乏にあえぎながらも、ただひたらすに「詩」を創作する心だけが彼を支えていた。父親の事業の失敗で一家離散の憂き目に合い、貘さんは上京する。59歳で亡くなるまで沖縄への望郷の念を抱き、詩作にもよく表れている。貧しさを自虐的に、またユーモアに富んでいて思わず笑ってしまう。同じ貧しさでも石川啄木の悲哀とは違うところ。
それでも、求職中に「朝鮮・琉球お断り」のビラを見つけた時はひどく貘さんの心を傷つけ故郷の風景、食べ物を想い、そして時代の波に翻弄されるわが故郷の行く末を心配した。
生涯お金には恵まれなかったが、豊かな心を持った優しき詩人が山之口貘である。

   

がじまるの木

ぼくの生れは琉球なのだが
そこには亜熱帯や熱帯の
いろんな植物が住んでいるのだ
がじまるの木もそのひとつで
年をとるほどながながと
気根を垂れている木なのだ
暴風なんぞにはつよい木なのだが
気立てのやさしさはまた格別で
木のぼりあそびにくるこどもらの
するがままに
身をまかせたりしていて
孫の守りでもしているような
隠居みたいな風情の木だ


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