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[本・(小説)]大石英司 の記事一覧
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神はサイコロを振らない 
2006.02.04.Sat / 12:55 
神はサイコロを振らない 大石 英司/著
神はサイコロを振らない

冒険家の植村直己さんがアラスカで消息不明になったのは今から22年前の1984年。かなりの捜索が続けられたが発見することはできなかった。このニュースを聞いたとき、もしかしたらどこかで生きているのじゃないかとか、日航機事故に遭った坂本九ちゃんはもしかしたら山を下って誰もしらない場所で生きているかも…などと空想したことがある。
この作品は、羽田に向かった民間旅客機がある日突然忽然と姿を消し不明となり10年後何事もなかったかのように還ってきた。彼らは飛び立ったままの姿、あの日の時間で止まっている。遺族との奇跡の再会。それぞれの乗客の事情と家族のつながりがストーリー。
ただ、かれらにとって未来はなく3日後には元の時間に引き戻される。
タイムトラベルものばかり読んでいるからか…ブラックホールとか何だかタイムトラベルってほんとにあるような気がしてくる。

一人息子を失った夫婦は、離婚し父親はホームレスとなっている。10年前、夫婦関係はこわれており小さな息子を飛行機に乗せたことを悔やみ、父親は転落の人生を歩んでいた。その父親を探し出し、東奔西走する市役所職員の姿が印象に残った。長い間のホームレス生活で汚れた髪や歯を一時的でも整えるためにてきぱきと手筈を取る。
会うことを拒んだ父親に「あなたにもう一度人生をやり直してほしいから」と説得する。
10年ぶりに別れた妻、そして10年前の息子との再会。3日しかとどまることのできない息子を軸に夫婦もわだかまりを少しずつ解きほぐしていく。
家族の絆、再生。わずか3日間という時間の中で10年前の乗客たちが教えてくれた「今を生きる」ということ。

人生に「もしも…」ということはなくすべては神の采配ならば、神様よきまぐれにもサイコロを振ってくれてひょっこり植村さんや九ちゃんも還ってきたらいいなと思ってしまった。
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