ADMIN MENU ≫ | IMAGE | WRITES | ADMIN
[本・(小説)]新堂冬樹 の記事一覧
スポンサーサイト 
--.--.--.-- / --:-- 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
砂漠の薔薇 
2006.02.07.Tue / 01:34 
砂漠の薔薇 新堂冬樹/著 
砂漠の薔薇
読めば読むほど、音羽の「お受験事件」を思い出す。ニュースでは母親間の確執が原因などと報道されていた。新堂さんはそれを意識していたのかどうか、ほとんどその事件をなぞるような小説。
母親の身勝手さ、虚栄心、妬み、母親のぶ子に共感できるものは私には何にもなかった。
小学校の頃からの幼馴染、十和子に羨望の気持ちをずーと抱き、結婚してもなお、同じ土俵(と言っていいかどうか)で無意味な付き合いをしている。彼女の娘が有名幼稚園を受験するために、同じ受験塾、同じピアノ教室に通わせたりと何とも滑稽。親友…(と呼べるのか)の十和子は小さな頃からとりまきがいて、今でも薔薇のような生活をしている。のぶ子にとって彼女を越えること、いつか彼女を見下してみたいという手段に娘を利用している。
日本は学歴偏重の社会であること、ある程度は認めざるを得ない。そのひずみがエスカレートして「犯罪」をも犯してしまう。悲しいことである。

そう言いながらも…このワタクシもお受験を経験した。娘が中学受験をしたいと言い出し、本人がそういうなら、とお気楽に経験させてあげた。国立大付属中学である。結果、縁はなかった。何しろ最後は抽選ですから。本人はサバサバしたもので地元の中学で良かったと言っている。のぶ子の子どもに対する愛情は溢れるほどありすぎるだけに、逮捕されて娘が面会に来た場面は胸をしめつけられる。夫の存在もいまひとつしっくりこなくて哀れな読後感だけが残った。
子どもは親の所有物ではない。

  

  天(てぃん)からぬ恵み
  受きてぃ此(く)ぬ  世界(しけ)に
  生まりたる産子(なしぐわ)
  我身(わみ)ぬむい育てぃ
  イラヨーヘイ  イラヨーホイ
  イラヨー 愛(かな)し思産子(うみなしぐわ)
  泣くなよーや ヘイヨー ヘイヨー
  太陽(てぃだ)ぬ 光受きてぃ
  ゆういりヨーや ヘイヨー ヘイヨー
  勝(まさ)さてぃ給(たぼ)り

   「童神」より

   
スポンサーサイト
| BLOG TOP |

プロフィール

はいびすかす

Author:はいびすかす
今日も物語とともに。

  


にほんブログ村 本ブログへ



カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

リンク

MyblogList

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索


CopyRight 2006 読書のおと All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。