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ブラバン |
2006.10.29.Sun / 23:21 | |
ブラバン 津原泰水/著![]() 何よりも“ブラバン”、タイトルに反応してしまう。 昔のブラバン少女(むかしはね、少女!)なので吹奏楽フリークを自認している者としては読まずにいられようか。。 表紙の女生徒のイラストのイメージとは違う、とても大人ぽいブラスバンド仲間の物語だった。 広島の高校が舞台なっている。作者が広島出身、高校時代は吹奏楽部でコントラバスを弾いていたようなので、津原サンの体験なのかな。 ページをめくると、ブラバンメンバー全員、登場人物がズラリと書かれてある。高見沢庸子(Ob)、沖田小夜(B♭Cl)、君島秀嗣(A,Sax)…という具合に。Obはオーボエ、B♭Clはクラリネット、A,Saxはアルトサックス 担当楽器付き。そういうのを見ると、思わずニヤリとしてしまう。 なつかしい! 高校を卒業して25年ぶりに、あの頃のメンバーでブラバンを再結成するということを軸に、弦バス担当だった他片の語りで、高校時代のバンド部を振り返っている。作中の主要曲の解説もあって楽しめた。 ワタシのブラバン時代も青春そのもの。当時、合宿にはOBも参加していて和気あいあいとしたものだった。同じく誰と彼とがつきあっているとかの話もあったし。OB会もあったはず。地元を離れてしまって情報がないけれど、うちのブラバンでも再結成の話、ないかしら。。 来週の連休はマーチング九州大会がある。息子の母校が前日に本番前の披露があるらしく、0B保護者にも案内があった。楽しみ!
ワタシは、下手の横好きで6、7年楽器を吹いていた。生涯、極めたいなどとは思わず、皆で音を合わせて曲を作り上げていくのが楽しかった。できるなら、チャンスがあればまたあの世界を体感してみたい。 スポンサーサイト
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2006.11.04.Sat .No10 / 本を読む女。改訂版 / PAGE TOP△ ブラバン津原 泰水 バジリコ 2006-09-20「結婚式の披露宴で高校時代の吹奏楽部のバンドに演奏してほしい」―当時の先輩・桜井からそんな依頼をされた他片。四十代になり、今はそれぞれの生活を送っている総勢三十四名のメンバーたち。「再結成」のために動きだした彼らと、
2006.11.16.Thu .No11 / + ChiekoaLibrary + / PAGE TOP△ 装画・挿画は福山庸治。装丁は松本美紀。大学卒業後、八年間、少女小説作家として活動。1997年「妖都」を上梓。主な作品「少年トレチア」「綺譚集」「赤い竪琴」など。語り手の他片等(たひらひとし)は、赤字続きの酒
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