さよならの代わりに | |
2006.04.30.Sun / 23:59 | |
さよならの代わりに 貫井徳郎/著 久しぶりにタイムスリップもの。こちらの作家さんは初めてとりかかる。「慟哭」や「プリズム」「追憶のかけら」…と面白そうだなと思っていた。まず初めにこちらから、というより貸し出し中が多かったのでたまたま本棚で残っていた。 劇団「うさぎの眼」の主宰者、新條雅哉が殺人事件の犯人として逮捕される。主人公、白井和希は未来からタイムスリップしてきた祐里と真犯人を追う。彼女にとっては祖父にあたる新條の逮捕を防ぐために…。 物語の展開がある程度読めてきて、犯人もたぶんそうだろうなと思っていたらぴったり当たった。(-_-;) 主人公の和希がお人よしで、あまり女の子の扱いに慣れていなくて祐里のペースにいつの間にか乗せられていくのがちよっと安易すぎるかなとも思ったけど、彼女にとっては和希でなければならないのがお決まりのタイムスリップものである。 どんなに避けようとしても「歴史は変えられない」と祐里のセリフがせつなかったけど、さよならの代わりにささやく祐里の言葉がさわやかだった。 貫井作品、次を読むのが楽しみ! スポンサーサイト
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